藤代泰三『キリスト教史』（1989初版／2017講談社学術文庫）

佐藤優さんの同志社大学神学部時代の恩師のひとり、
藤代泰三先生の『キリスト教史』が
講談社学術文庫で復刊した。
佐藤さんが力のこもった解説を書いている。
メルマガ「佐藤優直伝・インテリジェンスの教室」読者に
その解説を号外として送ってくれた。

年金の振込口座をJ信用金庫で作ったときのプレゼント、
百貨店商品券があと一枚、1,000円分残っている。
新宿京王百貨店7F丸善に電話してみると、
一冊在庫があった。
不足分はB&B資金で補填すれば購入できる。

佐藤さんは忘れられかけた名著の復刊を
作家活動の一環として各出版社に呼びかけ続けている。
地味だが、知的社会を維持する本質的な活動に
頭が下がる。
藤代先生のこの一冊も、
手にしただけでライフワークのオーラが伝わってくる。

縁遠かったキリスト教の世界が
3年弱、同志社佐藤講座で取り組むことで
中身を知らずに毛嫌いする姿勢だけは変わってきた。
世界の動きを解読するにも、
キリスト教圏の人たちと付き合うにも、
教養として必要であることは僕にも分かってきた。