自分なりの働き方改革を一年続けて
有給休暇はきちんとすべて取ろうと決めた。
本日午前中いっぱい仕事をして、午後半休。
「猫の手」商店は、2017年、これにて店仕舞い。
普段は倹約して残ったお金をB&B資金にする。
B&BはBeer and Books、
この頃はアルコールを飲む機会を減らしているから、
Coffee and BooksでC&B資金かもしれない。
(一番人気は、カツカレー750円。「キッチン南海」のルーは黒っぽい)
金庫(?)から千円札10枚を小遣いに引き出して、
午後から神保町に向かう。
「キッチン南海」の行列に並んで、
クリームコロッケ、豚肉ショウガ焼きの定食を注文。
脇にちょっぴりナポリタンが乗っているのがうれしい。
カレー用の福神漬けもついでにいただいちゃおう。
750円也。
腹ごしらえを済ませて、
古本屋ストリートを流し始める。
サイト「日本の古本屋」でなじみになっている店、
僕が読みたいと思うジャンルに強い店を
重点的に見ていく。
ときどき、店頭の100円均一の棚、箱も見る。
贔屓の一軒「澤口書店」はこのストリートに3軒の店を持ち、
それぞれ毛色を変えた本棚を作っていて見ているだけで楽しい。
どれかの店で500円以上の本を買うと、
本店2Fの自動販売機で使えるチケットをくれる(コインに交換して使用)。
ちゃんと一人用のテーブル、椅子を数組用意して
ミニミニ喫茶店のスペースを提供している。
一通り買い物を済ませて、
このスペースで珈琲をいただきながら
今日買った本を眺める。
僕には至福の時間だ。
本日の収穫は以下の通り。
●ヘーゲル/長谷川宏訳『歴史哲学講義(上下)』(岩波文庫、1998)
●トーニー/出口勇蔵・越智武臣訳『宗教と資本主義の興隆
—歴史的研究(上下)』(岩波文庫、1974)
●小池昌代『井戸の底に落ちた星』(みすず書房、2006)
●田中克彦『「スターリン言語学」精読』(岩波現代文庫、2000)
後でサイト「日本の古本屋」を調べると、
もっと安い価格の本が見つかったがそれはそれでご愛敬。
棚から本が僕を呼んでいる感覚は、
その場、その瞬間でないと味わえない。
宗教改革から明日へ: 近代・民族の誕生とプロテスタンティズム
- 作者: ヨゼフ・ルクルフロマートカ,Josef Lukl Hrom´adka,平野清美,佐藤優
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2017/12/26
- メディア: 単行本
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余った予算は来期同志社講座の教科書になる
フロマートカ新著購入に充てた。
●ヨゼフ・ルクル・フロマートカ/平野清美訳・佐藤優監訳
『宗教改革から明日へ—近代・民族の誕生とプロテスタンティズム』
(平凡社、2017)
ルターの宗教改革から今年で500年。
500周年に間に合わせて
どうしても出版したかった本だろうと思う。
佐藤優さんがチェコ語翻訳家・平野さん、
平凡社・吉田真美さんと完成させた5年がかりのプロジェクトの果実だ。
神学書は初刷りが1,000部程度なので
少々高価になるのはやむを得ない。
7冊計で10,332円。
332円超過で充実した知的仕入れができた。
またお金を貯めて来よう。
あ、その前に年末年始休暇を利用して
本を少し整理しないと
天井が抜けるって、F棟梁に脅かされていたっけな……
(時節柄、図書館廃棄本が多数出ている。
『スターリン全集(全13巻)』2,000円は買い、ですね)