テレビドラマ『Person of Interest』を見ている


6月から月1回、勤務先で試験的に導入されている
インプットホリデー4回目。
時間の使い方を見直し、日頃の業務に活かすのが狙いだ。



若林恵『さよなら未来』(岩波書店、2018)で紹介されていた
アメリカのテレビドラマ『Person of Interest』が面白い。
すべての人間の、すべての行動を
コンピュータが観察している話だ。


デジタルを薬籠中のものにしているフィンチ、
元CIAで文武両道のリース。
この二人が中心になり、
彼らに協力するニューヨーク市警刑事たちが、
生命の危機にさらされた市民(犯罪者もいる)を救う物語だ。
個人を特定する社会保障番号が物語を始めるキーになっている。



DVDを見たり、本を読んだり、猫と遊んだり、
賄いごはんを作ったり。
普段やっているようなことを、
少し時間のゆとりを持ってやっている。
社が望むインプットにどれほど貢献しているかは不明だ。


政府主導で始まった「働き方改革」。
少子化で税収が減り、年金の支払いを少しでも遅く、
少なくしたい政府の意図ははっきりしている。
それでも、資本主義のスピードに煽られてきた生き方を見直し、
そのスキマから、少しでも悪くない解答を見つけようとする試みは
案外ムダではないと思うのだ。


wikipedia:en:Person of Interest (TV series)