ホテル内高級飲食店の「地政学」


スクラップブックから
朝日新聞2018年11月13日朝刊
すしの久兵衛 オークラを提訴
ホテル改装で別棟に 「格落ちだ」


   ホテルオークラ東京(東京都港区)に店を構える
   老舗すし店「久兵衛」が、ホテルの建て替えに伴って
   「メインエリア」から「片隅」に追いやられたとして、
   オークラに1千万円の損害賠償などを求める訴訟を
   東京地裁に起こした。
   

   第1回口頭弁論が12日あり、
   「高級飲食店の格を著しくおとしめた」という主張に対して、
   オークラ側は請求の棄却を求めた。
   訴状によると、久兵衛は1964年から50年以上、
   オークラ直営の高級和食店「山里」の隣という
   「メインエリア」に出店し、
   「オークラのすしと言えば久兵衛」との立場を確立してきた。
   

   しかし、来年秋に開業予定の新ホテルでは、
   2棟のうち山里とは別の棟にある「アーケード街の片隅」を
   指定されたという。
   久兵衛は「およそ高級店にはそぐわない場所で、
   明らかな格落ちだ」と主張。
   

   久兵衛から独立した従業員が立ち上げた競合店が
   山里の中に入るとも指摘し、
   「考えがたい仕打ちだ」と批判している。
   信用を傷つけたられたとして1千万円の賠償を求めているほか、
   売り上げが減れば、経済的な損害をさらに請求するという。
   (略)
                      (北沢拓也)



一流ホテル内の高級飲食店にも
地政学」による戦争があるものだ。
庶民としては関係ないような争いだが、
人間の感情や行動を研究する事例にはなるな。


長浜淳之介トレンドアンテナの記事
もう少し踏み込んだ内容が書かれていた。
真偽は不明だが参考のためリンクしておく。