北方領土「2島返還プラスα」を期待する


スクラップブックから
讀賣新聞2018年12月7日朝刊
語る 2島プラスαしかない
新党大地代表 鈴木宗男


産経新聞に続いて讀賣が4面政治欄で
鈴木宗男さんのインタビューを掲載。
安部内閣が、北方領土返還2島プラスαで
勝負を賭けてきたことが分かります。


   「2島プラス2島」は
   4島すべての返還を目指すものだったが、
   日本が自らチャンスを逃した。
   歯舞、色丹の2島返還を実現し、
   残る2島で、元島民の希望にかなう取り組みを
   行えるようにするのが「2島返還プラスアルファ」だ。


   元島民の願いの最大公約数は、島へ自由に行けること、
   1島でも2島でも返してもらうこと、
   そして国後島周辺の海域で自由に漁業や観光事業を行うことだ。
   元島民の思いを考えることが重要だ。
   「4島一括返還」では「ゼロ」で終わってしまう。


   ——今後の交渉の期待は。


   来年6月に大阪で開く
   主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせた日露首脳会談で、
   平和条約の書名をするぐらいのスピード感でやってほしい。
   首相とプーチン氏で合意ができなければ、
   北方領土問題は未来永劫(えいごう)解決されない。
                    (聞き手 梁田真樹子)



安部内閣の言動・施策にはほとんど賛成できないが、
北方領土問題進展に関しては本気の姿勢を高く評価する。
「2島プラスα返還」を確かなものにする2019年にしてほしい。
実現の見通しがつけば来年夏衆参同時選挙を仕掛けて、
自公政権は安定多数を維持できるだろう。


北方領土 特命交渉 (講談社+α文庫)

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