『騎士団長殺し』を精読している

今度は自前の文庫ですから、
気になる文章、気に入った文章にどんどん線を引いていきます。
村上春樹騎士団長殺し・第1部』を再読、三読しています。



佐藤優さんが「小説新潮」で
神学的視点からこの作品を読み解いています。
(いずれ、単行本にまとまるのかな?)
僕はその視点をちょっと疑いながら(少々我田引水かな、と)
でも参照もして、自分なりに読み込んでいます。
春樹さんの短篇は大好きですが、
長篇にはまた独特の味わいがあります。


小説新潮 2019年 04 月号 [雑誌]

小説新潮 2019年 04 月号 [雑誌]


最近の作品は哲学、心理、
あるいは神学?に入り込んだ内容として受け取ることもでき、
僕には読み応えがあります。
同居人や副会長はあまり好きではないと言っていました。
人それぞれ、受け止め方は違いますね。


再読、三読していると、それまで気づかなかったことに気づきます。
初読では、案外粗っぽく読んでるもんなんだなぁ、と思います。
音読、書き写しなども、文章を精読するのに役立ちます。
佐藤さんや、松岡正剛さんたちはとっくに気づいて実践し、
自著でも薦めていたんですけどね。
やってみるもんだなぁ。


Amazonは朗読のAudible版を販売し始めたんですね。知らなかった)