例えそれが小説であっても、
自分が気になった箇所、気に入った箇所に線を引くのは、
物語に深く入っていくのにいい方法だと思った。
村上春樹『騎士団長殺し 第2部遷ろうメタファー編(上)』
(新潮文庫、2019)を読む
騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(上) (新潮文庫)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2019/03/28
- メディア: 文庫
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図書館で借りた本でなく自前で購入した文庫だから
自分が気になれば、遠慮なく線を引く(2Bか4Bのシャープペンシルを使う)。
私はできるだけ嘘をつかなくて済むように慎重に言葉を選んだ。
(p.72)
いずれにせよ言うまでもなく、その何かを見つけるためには、
私は彼女を正しく理解しなくてはいけない。
言葉やロジックとしてではなくひとつの造形として、
光と影の複合体として彼女を把握しなくてはならなかった。
(pp.140-141)
深さは三メートルもないが、もし梯子がなければ、
地上に出るのはほぼ不可能になってしまう。
壁はつるつるしていて、普通の人にはとてもよじ登れない。
(p.272)
僕が抜き書きした箇所を英語ではどんな表現をしているか。
英語版も読みたくなってしまいます。
この作品は誰が英訳したのかな?
- 作者: Haruki Murakami
- 出版社/メーカー: Harvill Secker
- 発売日: 2018/10/09
- メディア: ハードカバー
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