村上春樹『騎士団長殺し 第2部遷ろうメタファー編(上)』(新潮文庫、2019)


例えそれが小説であっても、
自分が気になった箇所、気に入った箇所に線を引くのは、
物語に深く入っていくのにいい方法だと思った。
村上春樹騎士団長殺し 第2部遷ろうメタファー編(上)』
新潮文庫、2019)を読む



図書館で借りた本でなく自前で購入した文庫だから
自分が気になれば、遠慮なく線を引く(2Bか4Bのシャープペンシルを使う)。


   私はできるだけ嘘をつかなくて済むように慎重に言葉を選んだ。
   (p.72)


   いずれにせよ言うまでもなく、その何かを見つけるためには、
   私は彼女を正しく理解しなくてはいけない。
   言葉やロジックとしてではなくひとつの造形として、
   光と影の複合体として彼女を把握しなくてはならなかった。
   (pp.140-141)


   深さは三メートルもないが、もし梯子がなければ、
   地上に出るのはほぼ不可能になってしまう。
   壁はつるつるしていて、普通の人にはとてもよじ登れない。
   (p.272)


僕が抜き書きした箇所を英語ではどんな表現をしているか。
英語版も読みたくなってしまいます。
この作品は誰が英訳したのかな?


Killing Commendatore

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