私が名づけた「ピッカラ」ラジオ(丸田茂子)

クリッピングから
朝日新聞2021年9月11日朝刊
読者投稿欄「声」 地域密着ラジオの名づけ親に
無職 丸田茂子(新潟県 72)


自分が名づけた地元FM局の放送を
いまも日々楽しんでいる丸田さん。
気持ちの持ちようの豊かさが伝わってきました。


  1995年、地元の新潟・柏崎にコミュニティーFM局が開局。
  愛称募集があり、応募しました。
  柏崎には、小中学校の校歌にも歌われる「米山」があります。
  この山に雷が落ちたことがありました。


  また、「米山さんから雲が出た」で有名な民謡・三階節は
  「今に夕立が来るやら ピッカラ チャッカラ ドンガラリン」と歌います。
  ラジオの電波と米山さんの雷のイメージが重なり、
  民謡も結びつけて、愛称を「ピッカラ」と考えました。


  「選ばれました」と電話があった時に本当にうれしかったです。
  記念品にロゴマーク入りの小型ラジオをいただき、
  今も枕元に置いています。


  地元の話題を細やかに伝えてくれて、
  道路も○号線ではなくナントカ商店の前の通りと言われると
  すぐに分かります。
  2007年の新潟県中越沖地震では24時間生放送で、
  給水所や自衛隊のテント風呂の情報など大変助かりました


  仕事をしていた頃はお昼休みの息抜きに。
  今は番組に投稿もして、自分が名づけた「ピッカラ」ラジオを楽しんでいます。


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