クリッピングから
朝日新聞2023年3月11日朝刊
「読書」欄 <売れてる本>
『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』
石井哲代、中国新聞社 <著>
哲代さんは、私はすぐ弱気の虫にやられてしまう、
心の落ち込みは魔物だ、と書く。
だから魔物にやられないように
自分を慰め、励まして上機嫌にしてあげるのだと。
人生100年時代というけれど、
齢(よわい)50を過ぎるとどんなに生きてもあと半分、
体力気力も減る一方で死を見つめて生きねばならず、
それだけで充分(じゅうぶん)にしんどい。
長く生きるとはこういうことだったのか、
私も暗澹(あんたん)たる気持ちである。
(略)
今回本書を読んでいて、
生き方上手の心得のひとつに、喜びの表現は大きくとあり、
哲代さんが手を前に突き出し大声で
「ありがとう!」と言っている姿につい笑ってしまった。
(略)
若菜晃子(編集者)
文芸春秋・1540円=8刷13万2千部。1月刊。
購入者は「高齢の方から、
親へのプレゼントという若い方まで幅広い」と担当者。
👑 週間ベスト10入り↓ (第8位)
(書籍広告もタイムリーに掲載されていました)