東と西に流れた62年

きょうは午前中でレクチャーはおしまい。
その後、ベルリンスクールのSheridanと
モジュール5の東京セッションの打ち合わせをして
14時に終了。今回二度目のフリータイムです。
自転車で出かけたけれど、あいにく雨。
あわててホテルに引き返して、歩きと電車で博物館島
行くことにしました。ウンターリンデンに近い
シュプレー川の中州に5つの美術館、博物館が
集中しているエリアがあります。
きょうはその中からボーデ美術館を選びました。
キリスト教に関係する彫刻、絵画が数多く展示されていましたが、
宗教の違いか、もうひとつ僕の気持ちは入りません。
一休みで寄った美術館のブックショップで
Antonia Meiners"BERLIN 1945"(nicolai, 2005)を買いました。
第二次世界大戦が終わった1945年のベルリンを撮影した
モノクロの写真集です。人々の表情が意外に明るいのは
敗戦よりもナチスからの解放がうれしかったのか、
占領軍に対する期待があったのか。
ブランデンブルグ門を撮った一枚があったので、
現実のブランデンブルグ門を背景に僕も一枚撮りました。
僕がいたのはソ連が統治していた東ベルリン側。
写真は英国が統治していた西ベルリン側。
1945年のベルリンと2007年のベルリンを
逆さまの位置にして撮影してみました。
この二枚の写真の間にベルリンの壁が存在し
62年の時間が流れたと想像すると
なんだか不思議な気持ちになりました。
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