自転車花見



この週末、東京近辺では
花見に出かけた方が多かったでしょう。満開ですね。
我が家は花見宴会は開きませんでしたが、
僕は買い物、洗濯のついでにちょっと遠回りして
「自転車花見」です。




日頃、目をつけておいたソメイヨシノの木を
あちらからこちらへと
自転車を走らせながら見物していきます。
お酒を飲む訳でもないし、
料理を食べる訳でもないけれど、
桜の季節を心に刻むにはこれで充分なんですね。
近所には保存樹木がそこここにあって、
この時期、僕たちの目を楽しませてくれます。



江戸時代に作られた人工的なソメイヨシノより
梅か山桜だな、と副会長とは話すのですが、
眺めていると心をどこかに置き忘れてしまいそうな
無数の花びらに心が動かぬ人はいないでしょう。
満ちあふれた生命のしるしに
なぜか死を思い浮かべるのも
坂口安吾に限らず、日本人の共通感覚である気がします。