秘湯会の畑で育ててきた幻のキュウリ、
「相模半白胡瓜」の初めての収穫。
野口の種から育てた野菜だ。
現在では農家ではほとんど栽培されていないから、
僕たちが八百屋やスーパーマーケットで見かけることはまずない。
名前の通り、半分白くて「半白」。
(手前が相模半白胡瓜。奥はじゃがいも・アンデス)
見かけと異なり味は繊細で、しかも胡瓜自体の旨味が濃い。
同居人が塩もみにしてくれたから、
さっそく秘湯会で試食。うまいネ。
野口の種で仕入れたのは固定種で、
巷に出回っているF1種ではないから、
完熟させて種を取れば来年も蒔くことができる
(F1種は蒔いても育たない)。
そうやって、その土地の土壌にあった性質に
何年も何年もかけて「固定」していくから固定種と呼ぶ。
(トマトは青い実をつけ始めた。このトマトは苗から育てたもの)
秘湯会は2年契約で5坪の区民農園を借りているから、
運良く当選しても毎回区画は変わる。
したがって、種が固定するほど
一つ所で栽培を続ける訳にはいかない。
ともあれ、秘湯会が始めた
「野口の種固定種栽培プロジェクト」の収穫第一号である。
(ナスは種からのんびり育っている)
(ピーマンはちっとも大きくならないが、枯れてはいない)
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