太田和彦の文庫と旅に出る


家に帰ってくつろぐとき、
ぬるめの風呂につかるとき、
布団に入って眠りにつくまでの一時、
太田和彦さんの『超・居酒屋入門』『自選ニッポン居酒屋放浪記』などの
文庫本をパラパラと読む。


超・居酒屋入門 (新潮文庫)

超・居酒屋入門 (新潮文庫)


なんだか、僕もどこぞの街でフラフラ歩き、
気になる店の暖簾をくぐって
酒と肴をいただいているような疑似体験をしている。


自選 ニッポン居酒屋放浪記 (新潮文庫)

自選 ニッポン居酒屋放浪記 (新潮文庫)


僕が好きな店、
渋谷「富士屋本店」にも、十条「斎藤酒場」にも
太田さんが取材した記事や、
太田さんの色紙が飾ってあった。
お店の人たちも取材だけの関係にとどまらず
自分の店を愛してくれる太田さんをきっと好きなんだろうなぁ。
太田さんの本は酒飲みをホッとさせる魅力があるのだ。


(文中一部敬称略)