すすはらいとコチ鍋


昨夜は昼間すすはらいに来てくれたTさん、
一年半闘病生活を続けた愛猫ハッピーを見送ったばかりのKさん、
秘湯会副会長を招いての小宴。
清水の魚屋・魚としさんが魚市場で一匹だけ見つけたコチを
すばやく確保して我が家に送ってくれました。



メイン料理はこの冬初めてのコチ鍋です。
コチの他に入れるのは、豆腐と水菜だけ。
コチのゼラチンを味わい尽くして、最後は雑炊。
我が家の冬の味覚を代表する鍋なんです。




鍋の前にはあぶりたたみいわし、セリのおひたし、スジコ、
ウニ塩漬け、ハム粒芥子添え、レンコンきんぴら、
わさびかまぼこ、イワシの酢ジメ。
これだけ肴が揃ったら我が家に一足先に正月が来たようです。
同居人の父上が送ってくださった
「土佐鶴・超辛口」が進むこと、進むこと。
気づいたら、副会長とふたりでほぼ一升空けてしまいました。
それでも二日酔いがまったくないのだから、
飲ん兵衛にはなんとも有難い酒です。



そんな訳で、本日は、
買い物、洗濯を済ませて
猫たちの面倒を見ながら、心静かに休肝日でございます。



  (コチ。マゴチ、ホンゴチと呼ぶ地方もある。
  『さかな大図鑑 釣り人のための生きている魚のカラー大全』
  (週刊つりサンデー刊; 1985)より引用)