中そうじと小宴会


大そうじをちゃんとやるほどマメではない。
普段は小そうじである。
友人Tさん、Kさんが手伝いに来てくれ、きょうは中そうじ。
二人とも年末になると
まるで「お歳暮」のようにそうじにやってくる。
いまどき奇特なことである。がしかし、日程は選べない。
Tさんにとって都合のいい日が
突然我が家の、中そうじの日になる。



僕もさぼる訳にはいかないから
ガラス磨きと納戸の整理を担当する。
数年前秘湯会でガラス磨きをしていたときは
クリーナー一式を用意していた。
実は水とお湯でガラス窓は充分綺麗になることを知る。
あの努力と研鑽はいったいなんだったのか。



夕暮れまで働いて、後は小宴会。
副会長はそうじ抜き宴会だけ参加派である。
カーテンをクリーニングに出しているので、
素通しのように綺麗になったガラス窓がなんだか寒々しい。
今夜もお燗がよく売れる。
メイン料理は清水魚としの真鯛鍋。
出汁で火を通して酢橘醤油でいただく。
しめの雑炊まで一気通貫で暖まる。