黒猫を捜索しています


本日のデジタルノートは
9月13日付「もるとゆらじお」の記事を転載します。


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黒猫を捜索しています。
(注1:名前は「黒兵衛(くろべえ))



1999年4月2日生まれ。♀、12才半。
黒い肉球、黒い爪、全身真っ黒。長い尻尾。
顔は小さく三角。シャムの血が何分の一か入っている。
避妊手術以来のアトピーがこの夏は不調で毛が薄い箇所あり。


マイペースでぼ〜っとしている。
呼んでも返事をするわけでなく
何かを考えるポーズはすれども実は何も考えておらず、
いつの間にか寝ている。
自分の失敗も災難もすべて飼い主に責任を押しつける。
飼い主でなくても膝に乗る、なつく、ゴロゴロ喉を鳴らす。
誰でもOK、平和で警戒心ゼロ。
愚者の幸福を実践しながら生きてきた猫です。



もともとぼ〜っとした猫でしたが
少し前から老人性のボケがはじまりました。
食べても食べても食べた認識をしなくなったのです。
しかしそれ以外はあまり変化がありませんでした。
というか、もともとぼ〜っとした猫だったので
あらためて「ぼ〜っ」が仕切り直されても状態としてはほぼ同じです。
そして3日前(注2:9月10日)、
気づかないうちに徘徊が始まったらしく家のなかから消えました。
生まれてこのかた出たことのなかった窓から出ていったと思われます。



もともとボケ猫の上に老人性のボケが加わり
いまや最強の愚猫と化した黒猫をさがしております(さ)


 立ちわかれいなばの山の峰におふるまつとし聞かば今かへりこむ
 (古今365)


上記、猫が帰ってくるおまじないだそうです。
在原行平です。因幡の国守になったときの歌。