郭沫若記念館を訪ねる


今回の北京出張は週末を一度はさんでいる。
きょうは夕食を兼ねてある方とお会いする以外は休日である。
同僚Eさんのご主人のおじいさんにあたる郭沫若記念館を訪れる。



日本での知名度はさほどでもないようだが、
郭沫若は現代中国最高峰の文化人であり政治手腕もあった。
毛沢東周恩来らがもっとも信頼した人物である。



現代中国史の時間を、
キーパーソンゆかりのEさんと対話しながら過ごす。
それは僕にとって中国をより深く理解するための
最良の個人ワークショップである。



こうした時間は一見余暇のようだが、
実は中国で現実の仕事をするときに欠かせない教養にもなる。
両国の政治的対立だけを理由にしてそうした教養に目をつむることは
個人としては大いなる損失である。
僕は水のように風のように、柔であり剛でありたい。



wikipedia: 郭沫若
wikipedia:en: Guo Moruo