目に映る風景に現実感がない


デンパサール到着が予定より30分遅れただけで、
ミーティングのランチタイムに滑り込めた。
午後からは同僚Nさんと一緒にセッションをひとつ担当し、
以降フル参加。
急いで帰国する同僚たち以外とは
グループディナーまで一緒に過ごせた。



こんなにあわただしい日程で外国まで来ると、
なんだか身体的実感が湧かない。
目に映る風景も現実感がなく、
どこか夢で見ている景色にも思える。



会場となったRホテルの隣りには
地元最大になる予定のKホテルを建設中だ。
庭を猿の親子が歩いているのが異国と言えば異国か。
ホテルまでの道のりにはバラックも見かけ、
道沿いはゴミが投げ捨てられたまま散らかり放題だ。
居心地のいいホテルはお金を使える人たちだけの
人工的空間に過ぎないことが対比でよく分かる。