Think of Your Box before Thinking outside the Box


どんな仕事もひとつとして簡単なものはありません。
手抜きしても済むようなことならもはや仕事とは呼べません。
……という戒めを自分に課して
いつもクリエーティブ・セッションに臨みます。



今回は箱(Box)について話すことにしました。
タイトルは、


  Think of Your Box before Thinking outside the Box


  (箱の外に飛び出して発想しようとする前に
  自分の箱がどんな箱なのか考えてみることにしよう)


英語から韓国語への逐次通訳が入るので、
40分のセッションは実質20分。
どんな観客になるのか
事前に事務局Cさんにヒヤリングしました。



オープンステージなので回りはかなり賑やかです。
ここは入場パスを購入しなくても、
誰でも無料で入れる場所なんですね。
全部で100席弱のパイプ椅子。
自分でも座ってみたけれどあまり座り心地はよくない。
指定された時間より早めに行ってエンジニア、MCと話します。


できているはずのことができていないことが案外多いので
現場で直接スタッフに確認し実地で試すのが経験上とても大事。
ベテランCさんは始まる前に確認しに来てくれました。
(さすが!)



「こんなはずじゃなかった」と後悔しても、
ステージ上で立ち往生するのは自分です。
やるだけのことをやって観客に受けなければ
不徳の致すところ、もしくはテーマが観客とズレていたということ。
ま、悪い結果でもまんま受け止めなくちゃ仕方ない。


なので自分が思いついたこと、できるだけの準備は
言葉でスタッフに説明したり尋ねてやっておく。
そこで遠慮していたら何も起きない(が、問題は起きる!)。
悲観的に準備して、楽観的に実施するのが僕の取り組み方です。


事前にほとんどPRしていない割には
70~80%の席が埋まり(ホッとした!)
中途で退席する人が少なく立ち見客も少々出たから、
ま、御の字でしょう。


若手女子がここでも熱心です。
話している最中に反応がいいのが表情、仕草で分かるから、
励まされるんですね。ホントに有難い。
おなじみソウルのクリエーティブ・スクール、
Frog Schoolの二人(ひとりは男子)も参加してくれました。



   (「箱」に閉じ込められた筆者。箱の呪いか……)


いやぁ〜、終わりました。
ホテルの部屋のコーヒーバッグ(ティーバッグのコーヒー版)は
色つきお湯のようでおいしくないので
どこかホテルの近所で旨いコーヒーが飲みたい!
身体がカフェインを欲していますね。



  (今回、スライドのイラストレーションにも挑戦してみました!)