半島有事想定、邦人シェルター避難

当初の予定では来週は釜山に出張する予定だった。
地域国際広告祭AdStars
ステアリング・コミッティー・メンバーを引き受けているからだ。
朝鮮半島の緊張状態を受け、韓国への出張が社で禁止された。
そんな折り、この記事が目に止まった。



スクラップブックから。
讀賣新聞2017年8月17日朝刊。


  半島有事想定 韓国避難所に邦人収容可
  5万7000人全員 地下鉄駅など


記事本文から引用する。


  退避計画の最大の焦点は、
  避難所に一時避難した後の韓国国外への退避方法だ。
  しかし、この邦人輸送方法には課題が多い。
  北朝鮮による韓国への大規模攻撃が行われれば
  韓国国内の空港は閉鎖され、
  民間機での邦人の移動が困難になる可能性が高い。


  このため、日本政府は在韓米軍に、
  あらかじめ指定した複数の集合場所から
  南東部・釜山(プサン)の港までの陸上輸送を要請し、
  その後、自衛隊の艦船で福岡県の港まで輸送するなどの案を
  検討している。



政府が想定する在韓邦人避難の流れは
以下の4段階である。


  第1段階 邦人流入の抑制
  第2段階 渡航中止勧告
  第3段階 退避勧告
  第4段階 シェルター避難・輸送


(以下、朝日新聞2017年8月21日朝刊より補足)


  米韓両軍は21日から31日まで、
  朝鮮半島有事に備えた米韓合同軍事演習
  「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」を
  韓国各地で行う。
  (中略)


  軍事関係者によれば、
  2年前からUFGで使い始めた新たな軍事作戦計画「5015」は、
  従来と異なり、北朝鮮体制崩壊を目標に据えているという。



一般紙がここまで踏み込んで有事を想定して報道するのは
北朝鮮との緊張が高まる中、政府の懸念を反映しているのだろう。
AdStars17不参加は大変残念だったが、
個人にとっても勤務先にとっても
安全第一なのでやむを得ないと思えた。