永ちゃんこと永田と沙希ちゃんの
不器用で、不格好な恋愛のカタチを見ていると、
そうだよな、青春は不器用で、不格好なものだったよな
と思い出す気がした。
又吉直樹「劇場」(「新潮」2017年4月号所載、長篇300枚)を読む。
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- 発売日: 2017/03/07
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夏の暑い盛りから会社帰りにH図書文化館に寄って、
少しずつ読み進めてきた。
又吉のデビュー作「火花」もここで初出誌で一気に読んだ。
ずいぶん前に予約していた分の順番が回ってきて、
続きは地元K図書館で借りてきて、家で一息で読んだ。
物語りの途中から二人には破局が訪れるんだろうな、
なんだかそうなってほしくないから、
読み進めるのが怖いなという気持ちになった。
ネタバレしないようにラストシーンは書かない。
エンディングが切なくて、でも救いもあって、
読後感が悪くなかった。
もう一度冒頭から読み直したいと思った。
- 作者: 又吉直樹
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日本中が注目した又吉の第二作。
みんなで注目しすぎて、この希有な才能をつぶしたくない
と少し遠くからこわごわ応援していた。
第二作も期待を大きくクリアした。
あと一作、三作発表できれば、
作家として長く作品を産み出せるのではないか。
それだけの文学的蓄積をこの人は持っていると僕には思える。
- 作者: 又吉直樹
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