PASSAGEからランチョンへ(part 3)

三週間ぶりに神保町PASSAGE(パサージュ)へ。
アンドレ・マルロー広場5&6番地に出店している大王グループ棚へ16冊搬入。



スタッフに地元Mのせんべいを差し入れる。
休憩時間のおやつとして、
「大王せんべい」の愛称でみなさんに親しまれている。
本棚を二三周巡る(毎日入荷があるので品揃えが日々変わる)。



ラシーヌ通り1番地に新規開店した「ネコニメガネ」さんの棚から
原田ひ香の文庫2冊買う。
手書き帯、ひとことコメントが楽しい。
定価のほぼ半額の値付け、2冊で650円。


パサージュを出て
同じすずらん通りの東京堂書店へ。
選書、棚の使い方、本の並べ方、さすがプロの技。
こうした大手書店が健在だから
PASSAGEのような棚主推し本セレクト書店が共存できる。
セイゴオさんの千夜千冊エディション最新刊を買う。
今度は「仏教」をテーマに編集した一冊。
読み応えありそう。


(この店のカフェもいつか行ってみたい場所)



靖国通りを渡ってランチョンへ移動。
なぎら健壱さんの本でずいぶん前にこの店のことを知った。
なぎら健壱の東京居酒屋 夕べもここにいた!』
毎日新聞社、2007)から引用する。


  この店へ通い出してから、どのくらい経つだろうか。
  貰い火で消失したのが確か昭和50年。
  それ以前、一階で商売をしていた頃だから、
  少なくとも30年以上は経っているってことだ。
  そう考えると長いですよ、四半世紀以上ですもん。
  今、兄弟でやっているバーテンダーの先々代、
  つまり、おじいさんの頃から知ってる。
  (略)


  ハーフ・アンド・ハーフを注文しましょうか。
  それからツマミにメンチカツね。
  メンチカツはすぐに手を付けてはいけません。
  まず裏返しにして、ソースをかけて待つ。


  えっ? 
  すでにデミグラソースがかかっているのに、
  それにソースをかけるなんて邪道ですって? 
  いいの、こうすると実にビールに合うツマミになるんですから。


  そろそろいい具合にソースがしみ込んだかな? 
  どれ、いただいてみましょう。
  いや〜結構、結構。
  ほら、見事にビールに合うツマミになりましたよ。

                   (p.88)


(マカロニサラダまで付いてくるのがうれしい)



昼食を抜いてきたので迷わずメンチカツを注文。
本日は「なぎら方式」を試してみることにしました。
メニューに「自慢メンチカツ」とあって
わざわざ「自慢」しているのはこの一品だけ。
アサヒ黒生2杯。
僕は目下、黒生派です。



棚の本が動けば
年内にもういっぺんくらい神保町におじゃまするかもしれません。
そうでなければ、年明けになるのかな。
すべては本の神さまとお客さま次第ですね。


さて?


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