瓶の底からよくかき混ぜて 「ハンバ具ー」

クリッピングから
朝日新聞2023年8月26日朝刊別刷be
「お宝発見ご当地食」
ハンバ具ー(飛騨ハム) 埋蔵エリア 岐阜県
飛騨牛のうまみ ご飯にグーッド



  妻・千咲(ちさき)さん手づくりのハンバーグを味わった後、
  皿に残ったソースとひき肉の粒をご飯にかけたのは、
  肉加工品を開発製造する飛騨ハムの河本芳幸社長。
  「ハンバ具(グ)ー」開発のきっかけでした。


  自社商品の和牛ハンバーグをソースごと潰して瓶につめれば、
  と試したところ、食感がベタつき大失敗。
  試行錯誤の末、2015年春、
  つなぎのパン粉を除くことで商品化。
  ハンバー具ではなく「ハンバ具−」なのは商標の問題ですが、
  味が「グーッ(ド)」の意味も。


  飛騨牛のうまみのつまった、
  まるでレストランのハンバーグの味わいで、
  ご飯はもちろん、野菜やオムレツ、冷やしうどんなど、
  応用も広範囲。
  「瓶の底からよくかき混ぜて」と河本社長のアドバイスです。


  じつは同社、飛騨髙山で有名な飛騨牛ステーキの店
  「キッチン飛騨」のグループ会社。
  兄・敏明さん(故人)が創業した店で、
  のちに芳幸さんもシェフに。
  前菜のハムをつくるため敏明さんが設立したのが飛騨ハムです。


  開発したハンバ具ーを見た敏明さんの
  「バカな! でもお前スゴいなぁ」
  の声が今も芳幸さんを突き動かしています。


  キッチン飛騨と
  飛騨エリアのスーパー、小売店などで販売。
  756円(税込み参考価格)。


さっそくキッチン飛騨オンラインショップで注文しました!
届くの楽しみだなぁ。





(be連載「お宝発見ご当地食」を都道府県別にまとめた一冊)




[追記] 2023.9.6

届きました、届きました。
チームクロネコのドライバーKさんが届けてくれました。



さて、どんな味わいを楽しめるのか。
試食するのが待ち遠しい。


[追記] 2023.9.7

まずはお勧めどおり、
あったかいごはんの上に乗せてみました。
「ごはんがすすむくん」ですなぁ。
うっかりすると食べ過ぎます。



<試作メモ 001>

今朝はB.O.ロールパンにスプレッドのように塗って、
タマネギをはさみ、ミニハンバーガーにしてみました。
少し甘みがあって後を引きますね。


ハンバーグの皿に残ったソースとひき肉の粒に着目。
飛騨ハム・河本芳幸社長の慧眼でした。
日々の食卓をつつましく彩る逸品、
気に入りました。