クリッピングから
朝日新聞2021年6月26日朝刊別刷be
「お宝発見ご当地食」サラダパン(つるや)
埋蔵エリア 滋賀県
中身はたくあん
意外すぎて有名
琵琶湖の北で創業70年のパン屋さん「つるや」の名物パン。
意外すぎるサラダの中身で有名になったサラダパンです。
(略)
当初キャベツを使っていましたが、
たくあんを使うと水気が出ず、食感よく日持ちもするうえ、
ほんのり甘い自家製パンともベストマッチ。
1962(昭和37)年、たくあんのサラダパンが誕生しました。
じつは最近、味に変化が起きています。
昔はサラダパンといえば
「死んでも仏壇に供えないで!」と言う人がいたほど、
好き嫌いが分かれる味だったそう。
しかし「いつの間にか万人受けする味になった」
と智恵子さん(引用者注:創業者の妻で、サラダパンの生みの親)の孫で
3代目の豊弘さん。
そこで、昔ながらのたくあん臭い古漬けに原料を変え、
誕生当時に近い味に戻しました。
(略)
運が良ければ、今も朝3時間働く、
現在92歳の智恵子さんの手によるパンに
巡り会えるかもしれませんよ。
つるや店舗と通販、県内主要スーパーで販売。
145円(参考税込価格)。
(スーパーマーケット研究家・菅原佳己(すがわらよしみ))