ゆず湯と銭湯文化


きょうは冬至である。
冬至となればゆず湯である。
秘湯会のホームグラウンドであるE湯に
洗濯がてら出かける。
副会長は忘年会の約束があり、
せっかくのゆず湯であるが欠場である。



E湯はなかなかよくできていて
井戸水(軟水)を使用しているため
肌に湯が実にやさしい。
おまけに店主の趣味か、
二階にリクライニングチェアを並べた休憩室を完備している。
僕は湯上がりにTalk Masterで英語講座を聴きながら
うつらうつらと横になる。
これで450円。


しかもきょうは湯船にたっぷり20個以上のゆずを
ゴムボールと一緒にネットに入れて浮かべてくれる。
じいちゃんとやってきた女の子が湯船ではしゃいでいた。
帰るときにはヤクルトをおひとり様一本、サービスだ。
これはゆず湯のきょうだけのおまけ。


家に風呂がある人がほとんどだろうが、
ときには近所の銭湯に出かけてもらえないだろうか。
近所になければ通勤帰りでも構わない。
ほとんどの銭湯は手ぬぐい、石けん、シャンプーの
手ぶらセットを100円で用意している。


都内の銭湯は一年に5%ずつ消失している。
僕は銭湯文化をこよなく愛する者である。
裸になって他人と銭湯空間で過ごすことで
こどもたちは社会性を学ぶ。
失いたくない庶民の文化であると信じているのだ。



銭湯もいよいよ年末年始のスケジュールに入る。