夏のキャンバス、週末の晩ご飯



日中はまだまだうだるような暑さだけれど、
夕方、日が傾いて幾分涼しくなると畑にベテランたちが現れる。
みなさん寸暇を惜しんで水やりに忙しく、
三ヶ所ある水道は順番待ちになる。



待っている間に夕焼けを眺める。
夏の空がキャンバスに変わっている。



夏休み二日目の昨夜は、
踏切向こうの餃子弥「てんほう!」に行く。
以前は駅からの帰り道沿いにあったので
ときどき夕飯のおかずに買って帰った。
マンション建設のため、いまの場所に移転してきたのだ。



「てんほう!」はご夫婦で経営する店。
餃子以外のメニューはほとんどない。
水餃子も焼餃子も注文を受けてから、タネを皮で包む。
野菜中心であっさりした小ぶりの餃子だ。
焼餃子の味噌だれに工夫があり、
ご主人が修行した神戸の餃子専門店「ぼんてん」仕込みの味である。
ご近所らしき男女二組が週末の晩ご飯を食べていた。