貝掛温泉で胎内につかる


秘湯会が向かったのは
越後湯沢・貝掛(かいかけ)温泉。
開湯700年の歴史を誇り、
眼の病や眼精疲労の軽減に役立つことで知られる。
関越自動車道を使い、
渋滞がなければ都心から2時間で湯沢ICに到着する。




駅前・中野屋でへぎそば、マイタケ天ぷらの昼食。
地元で採れた布海苔をつなぎに使い、
「へぎ」と呼ぶ木箱に一口ずつ冷やした蕎麦をあしらう。
昼食後、並びの肉屋でコロッケ、ハムカツを2個ずつ買う。
酒のつまみにする。



貝掛温泉は37℃の源泉を使用する。
母親の胎内にいるとき胎児はこんな感じなのかと思う湯温である。
ゆらゆらと半時間でも一時間でもつかっていられる。
常連らしき客は露天に文庫本持参で長湯の構えだ。
野猿のような子供ふたりがけたたましいが、
父親はさして注意もしない。
いや、叱れないのか。