長野を縦断し、鹿塩温泉に向かう


長野県は広い。
秘湯会復活ツアー二日目は県を縦断し、
鹿塩温泉・湯本山塩館に向かう。
高速を使ったクルマの移動で3時間かかった。



伊那大島駅のある町に着いたが、
食堂らしきところは3軒しか営業していない。
今回は蕎麦づくしと「にっぱち庵」を選んでみた。
名古屋からクルマで客が来る有名店らしく、
ノートに名前を書いてから蕎麦を口にするまで1時間。
何をするという旅でなし、時間は余り余っているのだが、
気の短い秘湯会にはやや長めの待ち時間となった。



もりそば(大盛)、天ぷら(筍、鱚、穴子)をいただいた。
うまいことはうまいと思うが、
秘湯会は有名店にまったくこだわらない。
前日の「やきもち家」の気楽な蕎麦がいいなぁ、と結論した。
値段も秘湯会の昼食としては異例の高め!
ま、それも採点に作用したと思う。



山塩館は日本秘湯を守る会会員の宿。
しょっぱくて、柔らかい湯が素晴らしい。
明治までは官許で塩を作っていた。
いまも調理や土産用にごく少量の山塩を生産している。