第二のサイバー空間で


2年4ヶ月ぶりに上海にやってきた。
日中間で尖閣諸島問題が起きた影響で
これだけ空白期間ができてしまった。



「ああ、いま中国にいるんだなぁ」と認識するのは
例えば日々使っていたFacebookが使えなくなるときである。
ご存知のように中国は他の世界とはまったく異なる
第二のサイバー空間を独自に構築している。



インターネット領域は英語圏が支配している。
僕たち日本語圏は間借りしているようなものだ。
だから旅に出たとき幾分不自由なことがあっても
中国語圏を対抗勢力として持っておくことは
インターネットの発展過程では必要なのかもしれない。



きょう、59歳になった。
現在勤める会社での定年までいよいよ1年だ。
またとない人生の転機だ。
夢と戦略を持って60代の時間設計に挑みたいと思う。