100回空振りしてヘトヘト大王


昨夜は帰宅してみると
大王の様子がおかしい。
ビニール袋の上でジッとしたり、
突然暴走族のように家の中を走り回る。
挙げ句の果てに横になって、
なにやら心細そうな目つきをする。


翌朝、午前半休をいただき
主治医O先生の元に診察に連れている予約を取った。
以前、おしっこが詰まりかけて
あわやあの世に行きかけた経験があるので
O先生に頼み込んで午後11時に注射をしてもらうことにした。
さすが主治医である。


僕もめったなことでは無理は言わないが、
翌朝目が覚めて大王が冷たくなっていた……
なんてことがあると後悔しても追い付かない。
「2時間くらいするとクスリが効いてきて楽になるはずですよ」。
確かに、そんなに時間が経たないうちに
なんとなく生命力が復活してきた感じが漂う。



  (左:大王 右:胡留さん)


「残尿感があってしたいのに出ない。
 野球で言えば100回素振りする代わりに100回空振りして
 ヘトヘトになったようなもんです」。
とまたもO先生の名言。
分かったようで、よくは分からない。
だって、先生が膀胱を押したら、
ピュ〜とオシッコが出てたから
残尿感でなくて尿感そのもののような気もする。



O先生もさすがに深夜の診療で
普段より機嫌がよろしくないようだったから、
余計な質問や反論は控えた。
夜中に診療していただけただけで
有難いことだと満足すべきだろう。
時間外診察料税込み2,160円の追加費用は
無論当然のことである。



  (本日の自分用小弁当。ご馳走でなくても満足)