中国6都市の研究者とセッションする


昨年末から準備してきた
クリエーティブ・セッションを実施した。
僕が務める社が20年継続してきた日中共同プログラム。
今回は中国6都市から選抜された
30代中心の6人の研究者のみなさんに
「日本/アジアの広告クリエーティブ最新潮流」を用意した。
一方的な講義でなく、双方向のワークショップ形式で
僕もみなさんからそれぞれの視点、知見を学ばせていただく。



6都市は上海、西安、長沙、長春、南寧、厦門
このうち僕が訪れたのは上海、長沙だけだから
中国は奥深く広大だ。
中日英仏、4カ国語に堪能な中国人同僚Sさんが
通訳を務めてくれる。
作品事例、リストの翻訳は
別の中国人社員が手分けして助けてくれた。
そうか、気付いたら、全部で12人いたうち、
日本人は僕と、作品事例収集を助けてくれる同僚Tさんの
二人だけだったんだ。




カンヌなどで受賞した作品だけを紹介するのでなく、
ペプシauの事例を比較して
「なぜ桃太郎が日本の広告界を席巻したか」などのテーマに取り組んだ。
幸いそうしたキャンペーンを企画制作した仲間たちのコメントを
僕は直接聞いているから、分析も通り一遍ではないと自負している。



時間前に全員が勢揃いしていたので少し早めに始め、
150分の予定が質疑応答が盛り上がってさらに60分以上オーバーした。
中国に住む少数民族が編んだ布を記念品にいただいた(写真上)。
僕自身もみなさんとのディスカッションをおおいに楽しんだ。