スクラップブックから
朝日新聞2018年2月1日朝刊
流通NEM 別口座に再送金
流通網の混乱狙いか
26日午後にコインチェックが取引を停止した後、
ネット上は「巨額流失があったのでは」と騒然となった。
「ハッカーのアカウント監視はじめるか」。
午後5時半、あるホワイトハッカーがツイッターに投稿、
ハッカーの口座を見つけ出した。
そして自身の口座から1XEM(ゼム=NEMの取引単位、
直近の相場で83円程度)を送金。
同時にモザイク機能で
「口座所有者はハッカーである」と目印をつけた。
NEMの普及を進めるシンガポールの非営利組織
「NEM財団」によると、
ホワイトハッカーは以前から財団の協力者だという。
流出させた当事者のコインチェックや財団は
ハッカーの口座を把握していたが、
目印によりネット上で広く知れ渡り、
さらに多くの監視の目が注がれた。
(編集委員・須藤龍也)
僕たちが普段知覚できないデジタル世界で
悪と善が闘っている姿を想像した。
コーディングの知識、技術を身に付ければ、
ホワイトハッカーとして社会に貢献できるのが面白い。
いつか村上春樹がこのテーマで小説に書いてくれないかな。
ビットコインNEM流失事件で
村上の作品「かえるくん、東京を救う」を思い出したもんだから。
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