2019年「世界の10大リスク」(ユーラシアグループ)

スクラップブックから
朝日新聞2019年1月9日朝刊
世界10大リスク「米欧混迷」1位
米コンサルが19年版


  米コンサルティング会社ユーラシアグループは7日、
  2019年の「世界10大リスク」を発表した。
  米国で民主主義が揺らいでいることや、
  欧州でのポピュリズム大衆迎合)政治の広がり、
  同盟関係の弱体化など世界中の地政学的事象のほとんどが
  「悪い方向に向かっている」と指摘。
  この状況を「悪い種(予兆)」と名付けて1位に挙げた。
  2位は対立が深まる「米中関係」とした。
  (略)


  一方、ただちに起こる可能性は低いものの、
  深刻な危機に発展しかねないリスクは、
  1998年の同社立ち上げ以来で最悪の水準に達しているとした。
  ブレマー氏(引用者注:ユーラシアグループ社長/米国際政治学者)は
  発表会見で「大規模テロや金融危機などの危機に
  各国が結束する状況ではなくなった」と話した。
  (略)
                    (ワシントン)


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第6位「技術革新・冬の時代」
(安保上の懸念などで国際協力が停滞)も気になるリスクです。
第8位から第10位までのリスクに
メキシコ、ウクライナ、ナイジェリアが並ぶところは
日本メディアの視点とはずいぶん異なっていますね。


ユーラシアグループについて僕は知りませんでしたが、
朝日新聞とは業務提携などをしているのでしょうか。