東村アキコ『東京タラレバ娘 シーズン2(1)』(講談社Kissコミックス、2019)

シリーズ累計500万部突破(電子含む)のヒット作品が帰ってきました。
駅そばTSUTAYAでようやく借りてきました。
東村アキコ東京タラレバ娘 シーズン2(第1巻)』
講談社、2019)を読む。



巻末「帰ってきたタラレバ おまけマンガ」が面白いと
佐藤優さんが同志社カフカ講座で教えてくれました。
佐藤さん、カフカからタラレバまで、守備範囲が広いです。


ネームを引用します。


  廣田(引用者注:シーズン2主人公二人のうちのひとり)の生態は
  私のまわり25〜30歳
  くらいの女の子の
  日常を参考に
  そのまま描きました。


  そう 
  私の世代では
  理解不能
  彼女たちの生態…


  ①食べ物のために移動しない


  デパ地下とか
  高いケーキ屋とか
  高いパン屋とか
  わざわざ出向いて
  行かない


  グルメ本なども
  買わない


  ②いつも小さい袋(ふくろ)のお菓子を食べている


  コンビニにぶらさがってるやつ


  ③ドーナツも切ってたべる


    東村「え? 
       ドーナツって一気に
       2〜3個
       食べるもんじゃ
       ないの?」


   …私には全く理解
   できない彼女らの
   生態ですが


  作家として しっかり
  観察 理解して
  レポートして
  いきたいと思います。


  というわけで
  タラレバシーズン2も
  どうぞ応援よろしく
  お願いします!


  あと若い子が2019夏 原宿(はらじゅく)で
  みんな白いTシャツを
  着ているのも すごく
  不思議でした! 私ももう
  ババアになりました!
            
           (pp.170-171)


東村先生、そうぼやくふりして
若者の生態観察・表現、相変わらず冴えてます。
メインキャラ令菜(れいな)と森田(もりた)さん。
スタッフ名全員「よしお」のボーイズバーの面々。
キャラクター設定、台詞回し、切れ味よくて活き活きしています。


(第2巻も読みたいっ!)


(前作未読の方はこちらをどうぞ。全9巻)