台詞が生きているのは
原作漫画のネームが生きているからだ。
日本テレビで2017年1月〜3月に放送した
『東京タラレバ娘』(全10話)を見終える。
原作は東村アキコ。
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30歳を過ぎた三人組、鎌田倫子(脚本家)、香(ネールアーティスト)、
小雪(父の居酒屋で働く娘)が主人公。
「2020年の東京オリンピックを独身で迎えたくない!」が合い言葉で、
三人がパートナーを求めて右往左往する。
- 作者: 東村アキコ
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スマホのショートメッセージで誰かが「第四出動!」をかけると
男がらみの案件を女子会で話したいとの暗号。
小雪の店「呑んべえ」に集合し、タラレバ話に明け暮れる。
金髪モデルKEY、映像制作会社ディレクター早坂、
ロックバンドBUMKEYSギタリスト涼が三人に絡んで、
物語が展開していく。
- 作者: 松田奈緒子
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『重版出来!』(松田奈緒子原作)(2016、TBS)、
『逃げるは恥だが役に立つ(通称:逃げ恥)』(海野つなみ原作)(2016、TBS)
に続いて、『東京タラレバ娘』を見た。
どれも面白い。
原作漫画の人気におぶさるだけでない。
キャスティング、演出、テレビならではの工夫(創作ダンス、主題歌開発)があって
テレビ界のクリエティビティ、熱気を感じる。
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漫画を創造する作家は
編集者、アシスタントたちに助けられているものの
毎週毎月の〆切に終われ、孤独でネームを書いている。
机の前の、喫茶店・ファミレスのテーブルの前のアスリートだ。
たったひとりの想像力が多くのスタッフ、視聴者を巻き込んで
ヒットドラマに育つプロセスすべてが素晴らしい。
物語りの最初を創り出す
漫画家たちの孤独の時間に敬意あれ!
(文中敬称略)