情報の海の孤島にいる感覚


きょうのスクラップブックから。
朝日新聞2017年8月3日朝刊。
読者投稿欄、会社員・園山昌子さん(福岡県 48)



   (前略)
   どんなに仕事や家事育児に疲れていても、
   夜寝る前に1時間以上かけて新聞を読むのが私の日課です。
   しかし先日、英語の試験の勉強のため、
   1ヶ月間新聞購読を休止しました。


   その間は、日本や世界の政治、経済、文化、
   ファッションにいたるまで、スマホに頼るしかありませんでした。
   感じたのは、まるで情報という海の孤島にいるようだった
   ということです。
   興味ある情報は勝手にスマホにずらりとアップされますが、
   果たして確かな情報なのか信頼性に欠け、
   判断に困ったからです。
   (中略)


   新聞をお休みするまでは、
   スマホが情報と知識の無限の扉だと思っていました。
   でも、新聞を再び読み始めて、気づきました。
   自分の好きな分野、嫌いな分野、
   興味のあるなしにかかわらず、
   新聞の全てに目を通すことで、
   新しい好奇心に出会えるのだと。



この数ヶ月、池上彰さん、佐藤優さんの助言で
複数の新聞を比較し読むようになった僕は
園山さんの意見に共感した。
本欄担当者がこの原稿を採用したのもむべなるかな。
スマホ時代に新聞の価値は上がっているように思える。



自分用賄い丼シリーズ。
本日は同居人差し入れの牛肉とゴーヤを
地元産ハラペーニョと一緒にオリーブオイルで炒めてみた。
ピリ辛牛肉ゴーヤ丼。
夏バテにゴーヤの緑が頼もしい。
物が豊富で値も安い。