クリッピングから
讀賣新聞2021年8月2日朝刊 読者投稿欄「気流」
制服 安価で男女兼用に
中学生 福原愛理 13(千葉県松戸市)
学校の制服は、今のままなら必要ないと思う。
まず、値段が高いので、体が大きくなり
買い替える負担が大きい。
また、制服は男女に分かれているのがほとんどだ。
自分の性別で悩む人にとっては、着る度に嫌な気分になるだろう。
感染症がはやっているのでこまめに洗いたいが、
毎日着るのでクリーニングになかなか出せない。
それも気がかりだ。
もちろん、制服がなくなることのデメリットはある。
派手な服装で登校する生徒が現れれば、
学校の秩序が乱れることになる。
いきなりの制服廃止や男女兼用タイプの導入といった
抜本的な改革は難しいかもしれない。
だが、学校側には、せめてもう少し安価で洗いやすく、
男女兼用に近いデザインの制服にしてもらいたいと思っている。
明快な趣旨の文章だ。
一読して同感だった。
福原さんの提案に耳を傾ける教職員が
その学校にはいるだろうか。
いてほしい。