阿佐ヶ谷姉妹の江里子さん、美穂さんのサイン入り文庫本が
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阿佐ヶ谷姉妹『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』
(幻冬舎文庫、2020/単行本:幻冬舎、2018)を読む。
江里子さんの「はじめに」から引用する。
「人生中盤にさしかかる独身女性2人が、
6畳1間のアパートで同居している」という事が、
様々な形で不思議がられ、とうとうそれを書いてみませんか、
というお話にまでなりました。
自分達としては変わった事をしているつもりではなかったのですが、
世間さまからはどうも謎らしいです。
(略)
さらに、それぞれ初めての小説に挑戦してみました。
普段波風立たない日常にどっぷり浸かっている姉妹から、
どんなお話が生まれたのか。
「初めて」という点を大いに加味してお読みいただければ幸いです。
ある種の生き方の本ではありますが、
しっかりした事も特に書いておりません。
どうぞ気ままに、電車の中、お布団の中、お手洗いの中。
たとえが中ばっかりになってしまいましたが、
中でも外でも、お好きな所でお好きな時に、お読み下さいませ。
美穂さんの「おわりに」から引用する。
姉妹とも苦しい事からすぐ逃げるタイプなので、
エッセイの締切を守れたのは、1、2回です。
おこがましいと思いますが、井上ひさし先生並みに筆が遅いのです。
こうやって遅いペースで書きためたエッセイが
1冊の本にまとまり読み返してみると、
そんなに月日が経っていないのに、
ああそうだったと忘れている事も多々あります。
お隣暮らしになって、エリコ過多は解消されましたが、
同居していた方がエッセイのネタがたくさん生まれるし、
思い返すと貴重な時間だったのかもしれません。
老後に姉とこんな風だったわね〜と楽しく読み返せれば
いいなと思っております。
編集の方から、小説も書いてみませんか? と提案してもらい、
小説の「し」の字もわからなかったのに、
たくさんアドバイスをいただいたおかげで、
私の好きな物をたくさん詰め込んだ小説を書く事が出来ました。
いやいや、お二人の小説を読んで
やっぱり只者ではないなと思いました。
一日一日を丁寧に暮らしているのに
肩にまるで力の入っていない阿佐ヶ谷姉妹。
人気があるのもわかる気がします。