いくら推し本とは言え、
定価販売の新刊はなかなか売れないだろうなぁと覚悟はしていました。
神保町PASSAGE（パサージュ）で棚を借りて本を販売しています。
書店内住所は「アンドレ・マルロー広場5&6番地」。
屋号は「大王グループ」です。
店で本が売れると15分くらいの誤差で
「売れました！」とメールが届きます。
世田谷文学館で開催中のヨシタケシンスケ展公式図録
『こっちだったかもしれない』が売れたと連絡がありました。
自分で足で運び、「いい展覧会だなぁ」と実感し、
PASSAGE用に二冊、仕入れてみたのです。
7月3日まで開催の東京分チケットは既に完売。
その後、兵庫、広島、愛知を巡回します
ヨシタケファンで会場に行けなかった方にとっては
貴重な一冊になるんじゃないかなと思ったのです。
一般に展覧会図録は会期が終了すると古書店でもなかなか出回りません。
購入前にじっくり見ていただこうと僕の分を見本にして
販売用二冊は透明ビニールの封を付けたままで販売しています。
購入した人はきっと自分で封を切りたいですよね。
PASSAGE手数料10％、交通費などの経費を引けば「赤字」ですが、
推し本を自分で販売できる喜びが今は優っています。
同じ時期に仕入れた他の10冊にも動きが出るといいけどな。
ま、気長にやります。
神保町界隈にお出かけの際は
ぜひ一度覗いてみてください。
本好きには面白い本屋です。
