32回目の挑戦で優秀賞をいただきました

32回目の挑戦で初めて優秀賞をいただきました。
佐藤昭弘先生の英文ライティング講座 "The Writers' Workshop"
NHKテキスト「ラジオビジネス英語」連載)です。



毎月答案を投函し続け、
7回目で努力賞、25回目で佳作、
そして今回の優秀賞と、牛歩ですが(苦笑)ステップアップ。
うれしいです。


8月号は作家・向田邦子さんの『女の人差し指』(文春文庫)に
北川信さんが寄せた解説から出題されました。
北川さんは向田さんがシナリオライターとしてデビューした
テレビ番組「ダイヤル110番」のプロデューサーでした。




佐藤先生の解説を読みながら
コンピューター画面の自分の答案に赤、青の文字で書き込んでいきます。
赤はよりよい表現に書き換えられる箇所。
青はひとまずこれでよしの箇所。
優秀賞に選ばれたとはいえ、まだまだ真っ赤になりそうです(苦笑)。


英文を書くときに自分で心がけているのは、

  (1)問題文だけでなく出典で前後を読み、
    筆者がなにをどう伝えたいのかイメージを掴むこと

  (2)想像力を働かせて筆者の内面に可能な限り入り込み、
    少なくとも一箇所は解釈に冒険を試みること

です。


誤読したり、独りよがりになったり、
失敗することも多々あります。
失敗は学びの源泉になります。
間違い方に自分の個性が出るから面白い。


誌上講座ですから、どこを評価してくださり、
どこはまだ改善できるかと考えられたか、対面講義のようには分かりません。
けれども、先生の懇切丁寧かつ渾身の解説を読み込んでいくと、
独学でもある程度気づくことができます。



できれば一回だけの「まぐれ」には終わらせたくありません。
敬愛する常連のみなさんのように
どんな課題がきても佳作以上にコンスタントに名を連ねられること。
そんな実力を身につけることをめざしたいと思います。


賞は道標になり、励ましてくれる大事なものです。
最優秀賞、特別賞は僕にはまだ
彼方に燦然と輝く北極星です。
英文ライティングの力を鍛え、
多様なスタイルの文章を深く精確に書けるようになるのが
本当の目標です。


(神保町PASSAGE「大王グループ」書棚に先生の本を置いています。これまでに3冊売れました)