小林秀雄『モオツァルト・無常という事』を読む。
これまで小林秀雄の著作にはほとんどなじみがなかったが、
新潮新書の『人生の鍛錬 小林秀雄の言葉』を折に触れ開く。
小林秀雄の著作・講演から選り抜かれた言葉をゆっくり味わいながら、
宝の山に分け入ることになった。
- 作者: 新潮社
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- 発売日: 2007/04/01
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「無常という事」は、
高校国語の教科書で読んで以来40年ぶりに読み直した。
自分の受け止め方が変わった部分変わらない部分があることを
面白く思った。
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過不足ない言葉で思想をカタチにする明晰。
情におぼれず、かと言って論理でがんじがらめになることのない自由。
文章のリズムが気持ちよく身体になじんでいく。
僕も自分自身を見失うことなく、
小林秀雄との対話を自分の速度で続けていきたい。
台風11号が関東に近づき、
日本も自公政権から民主党主導政権に交替することになった。
こんなときこそ浮ついた言葉に惑わされず、
政治家たちの仕事ぶりをきっちり見ていきたい。