広告賞の審査に取り組んだ


三連休最終日は酒を休む。
いずれまたおいしく飲むためには、飲んだら休むに限る。



ある広告賞の一次審査を頼まれていたので
午後からかかりっきりで取り組む。
休憩を入れて、5時間かかった。
平日、会社の仕事の合間では
なかなかこれだけまとまった時間がとりづらい。
中途で邪魔が入れば、集中力も途切れてしまう。



近頃は技術の進歩と経費の削減で
広告賞もオンライン審査が増えている。
特に国際広告賞はその傾向にある。
議論を戦わせる面白みには欠けるものの、
応募作品をひとりじっくり観るには好都合である。



どんなに時代が窮屈になっても
表現に創意工夫を忘れぬ制作者がいて、
その才能を信頼し、活躍のスペースを空けておく広告主がいる。
399本のエントリー作品と一本一本向き合っているとよく分かる。
有名俳優やタレントも、神棚の上に上げて拝むのでなく、
人間的な目線で起用する作品が増えている。



誰の、どの仕事がグランプリに輝くか。
最終審査はまだ先の話だが、ひとまず僕の審査は終わった。