『This Is It』(2009)


昨年10月の公開時も12月の追加上映も見逃してきた。
DVDは手に入れたがまだ見てはいなかった。
先週土曜日から再々上映が始まり、三度目の正直で見てきた。
ケニー・オルテガ監督作品『Michael Jackson's This Is It』(2009)。
同僚たちからもブロガー仲間からも高評価は聞いていた。



ステージを創造するためにどれだけの努力が重ねられているか、
チームとしてのプロセスの記録は実に興味深かった。
マイケルやダンサーたちの踊りは理屈を越えて見飽きることがない。
しかし、編集がうまいねぇ。
複数の映像を使って一曲分を仕上げるが、そのテンポのいいこと。


ロンドン公演三週間前にマイケルは50歳で帰らぬ人となり、
この作品"This Is It"が世界中のファンに残された。
スーパースターの最期の物語は永遠に封印された訳だ。



オーディションで選ばれた
ダンサー、ミュージシャンたちがみなマイケルを敬愛し、
ともに仕事ができることを誇りにしている姿に心動かされた。
そして、マイケルがどこまでも現場の人であり、
自らダンス、音、映像をリードしていく姿にも心打たれた。
本当に創造力あふれるリーダーだったんだね。


公開から8ヶ月も過ぎているが、
この作品を大スクリーンで見ることができ満足した。
僕の右となりの席では小学生らしき少女が
マイケルのリズムに乗って楽しんでいる様子だった。




新宿で映画を見た帰りにはたいがい「アカシア」に寄る。
名物のロールキャベツシチューが恋しくなるのだ。
羽田空港ビルにも支店を出している。



食後にはアジア人観光客に混じって「百果園」で
割りばしに刺した赤果肉メロンをかじった。デザートですね。
メロン、スイカ、いちご、パイン、パパイヤなどどれでも200円。
それにしてもこの果物屋は昔から変わらずこの角にあるなぁ。
時代の風雪をたくましく乗り越えていますね。