LINEとバーチャル民主国家


LINEへの視線が熱くなっている。
NHN Japan執行役員田端信太郎さんの話を伺った。
LINEは2011年7月にサービスを開始した
無料通話、無料メールのアプリ。
世界230国・地域で6,500万人までユーザーが増えている。



友人と一対一でつながる閉鎖性が
オープンでつながる時代にかえって受けている。
有料のスタンプで感情表現できることは
男性より女性に、30代以上よりは20代以下に支持されている。
企業が参加する場合もいまのところすべて申請認可制で
あくまでユーザー本位でLINEが選択している。
LINEの特徴である意図した閉鎖性のために
TwitterFacebookのように
爆発している手応えがなかなかつかめない。
そこが面白い。



ソーシャルメディアはユーザーが爆発的に増えていく段階で
その本質がどんどん変化していく。
日々国民投票をしながら運営していくバーチャル民主国家のようである。
初期の理想がどうであれ場を創設した人たちですら
すべてを制御できないのがソーシャルの宿命だろう。
LINEが増え続けるユーザーたちとどう併走し
バーチャル民主国家を運営していくのか、注目していこう。