会津三島町「どんぐり」で長居する


還付金ツアー'13二日目。
町の共同温泉「せいざん荘」で一湯した後、
我らがベースキャンプ、
会津三島町のログハウス「どんぐり」に向かう。



例年より今年は冬が寒く、
山菜もまだこごみくらいしか採れない。
地鶏が名物で焼き鳥やらカレーライスやら
はたまた地鶏の汁で食べるせいろそばがある。
親父Eさんの寝酒を頂戴しつつ例によって長居する。




会津柳津はタクシー5台だが、
ここ会津宮下はタクシーゼロになってしまった。
そもそも人口が減っているのと、観光客が戻らないのと、
自家用車の普及などが理由である。
町営バスはかろうじて走らせているが、
医者に通うお年寄りの足がなくなり困っている。



「どんぐり」から今夜の宿「栄光館」まで4kmはある。
結局親父の車で送ってもらうことになるのであった。
Eさんは町会議員も務め、観光協会会長でもあるが、
少しも偉ぶるところのない、けれど芯は頑固そうな方である。



栄光館は只見川沿いに建てられている。
浴室からの眺めは最高だ。
2011年7月の新潟・福島集中豪雨で只見川が氾濫し、
宿の屋根まで泥浸しになった。
3月に大震災があった年の夏である。
並みの人間なら気力が尽きるところだろう。



「栄光館」はおかみさんの陣頭指揮で
その年の12月に営業再開にこぎつけた。
会津には男も女も芯が強い人がいる。