「ふるさと荘」から「桐の里倶楽部」へ



還付金ツアー'13三日目。
ハエタロウは猫シッターMさんに面倒を見てもらっている。
おかげでご飯、水、トイレの心配はひとまずないし、
Mさんからの写真入りメールで留守中の様子も分かる。
一匹で三日間留守番するのは、
ハエタロウにとって初めての経験なのである。



宮下町営の老人休養センター「ふるさと荘」で
赤谷温泉源泉の湯につかる。
2年前の水害で「栄光館」が休業を余儀なくされたとき、
女将Kさんが経営者公募に応募し再開したのが「ふるさと荘」である。
「栄光館」に泊まっていたと受付男性に告げると
入浴料を無料にしてくれた。
宿との取り決めがいまも生きているのだ。



汗を流した後は、「どんぐり」の倅が
つい最近料理長に抜擢された「桐の里倶楽部」を覗く。
焼き肉、ラーメンの店である。
運びのおばちゃんたちはすべて素人でまだ段取りがあやしいが、
それなりに地元の客が付いている。
この店の地下にはなんと温泉があり(源泉は赤谷温泉)、
午後2時以降には入れるのだ。



一日6本しか走らない只見線の時刻表の都合があり、
今回は「桐の湯」には入浴できない。
只見川を見下ろすテーブルで、
このあたりには珍しい牛肉を焼き、
生ビール、ハイボールで乾杯だ。
食事が終われば只見線磐越西線東北新幹線を乗り継ぎ、
ハエタロウの待つ我が家に帰る。
いい旅だった。