奥の細道を行脚する


この書き出しが実にいい。
李白の詩に基づく文章です。


  月日は百代の過客にして、
  行きかふ年も又旅人也。


芭蕉自筆奥の細道

芭蕉自筆奥の細道


久しぶりに「奥の細道」を読み返しています。
これほど文章の一節一節が沁みてくるのは初めての体験です。
「年齢を重ねると古典の味が分かるようになる」って
小西甚一先生のおっしゃる通りだった。


古文の読解 (ちくま学芸文庫)

古文の読解 (ちくま学芸文庫)

古文研究法

古文研究法


先生の『古文の読解』『古文研究法』を通読して、
古文読解力が僕にも少しはついてきたのかと嬉しい。
この二冊は本当にいい本です。
夏休みの図書にお勧めします。



僕は芭蕉曽良奥の細道行脚を続けます。