小鯛と大王


天気もよかったし、
「魚卯」で旨そうな小鯛を見かけたから
きすと一緒に干してみた。



さっそく大王がまとわりついて、
チェックに余念がない。
(いや、この猫は余念だけで暮らしているかもしれない。
 自分をさておいて猫のことばかり言えないが)



残った半分を酢じめにして瓶に詰めた。
家の中でこまごましたことをやっていると、
なんだか正月の足音が聞こえてきそうだ。