ポカアラ現象を減速しよう


自分のやることにポカは増えているのに
他人のやることのアラが気になる。
明らかに老化現象ですね。
放置しておいてはろくな事になりません。
ポカアラ現象の進行をせめて緩やかなスピードにするために
なにか考えてみましょう。



1. 自分のポカに気づいたときにメモする「ポカノート」を
  新たに始めました。
  僕はアプリEvernoteを使っています。


  例えばこんなポカです。
  パタヤ出張中に審査員Sさんのビデオインタビューを自室でやろうと
  Sさんに何度かメールを出していました。
  時間になってもSさんは現れません。
  てっきり別件でつかまっていて遅れているのだろうと思ったら
  僕の携帯が鳴りました。
  「このフロアに3104号室はないんですけど……」
  「えっ!? 僕の部屋は3014号室なんだけど!」
  あわてて廊下に出てみると携帯片手のSさんが迷っていました。
  そうです。このフロアに3104号室はないのです!


  後で確認したら、数通出したメールの一番最後で
  3014号室を3104号室と間違えて書いていました。
  幸い携帯番号も書いていたので連絡がついたけれど、
  もし書いてなかったら……ゾッとしますね。
  Sさんには僕の「ポカ」を正直に伝えてあやまりました。




2. 「ポカノート」にメモするうちにこんなことも起こりました。
  地下鉄日比谷線銀座駅で乗車すると、
  女性が席を立って降りようとします。
  その席に座ろうと思ったらポーチが置き忘れられている。
  瞬時に僕はポーチを取って下車してその女性に声をかけ渡しました。
  女性はポカンとして、「あ」と一言。
  こういうときはとっさに「ありがとうございます」とは
  人間、出てこないもんなんですね。


  僕は電車のトビラが閉まる前に再乗車。
  乗り遅れることもありませんでした。
  この場合は他人の「ポカ」を助けてフォローしたので「逆ポカ」。
  「ポカノート」のマイナス点を1点減らすことにします。



3. 他人のやることのアラが気になるのは
  自分が新しいことに挑戦していないのが原因だと思います。
  新しいことに挑戦していたら他人のアラなど気にしているヒマはない。
  その分野ではたとえ年下でも年上でも
  自分よりスキル、知識が上の人たちが大勢いることが分かります。
  年齢性別を問わずリスペクトの気持ちが生まれるのは、
  新領域に挑戦するときです。


4. 僕は現在、以下に挑戦しています。


  (1) ストレッチ&太極拳
  週一回。2時間。N先生は60代半ば。
  80代の仲間Kさんも元気に稽古しています。
  とても励みになります。


  (2) コーディング
  Coursera有料オンライン講座を2015年9月から続けています。
  コーディングの世界では10代も僕の先生です。
  頭が柔らかく理解が速くコードで表現できる人たちは
  全員リスペクトの対象です。


  (3) 同志社講座(「ナショナリズムと国家」「キリスト教とナショナリズム」)
  佐藤優講師の指導の元、月一回、90分の講義に通っています。
  同講師の有料メルマガ「佐藤優直伝インテリジェンスの教室」(月二回配信)を
  副読本にしながら、歴史・地理・哲学・宗教などの領域に挑んでいます。




「ポカノート」がいっぱいになりすぎないように、
「ポカノート」につけ忘れる「ポカ」をしないように、
新領域への挑戦を続けて他人のアラを気にするヒマがないように、
頑張りすぎずに頑張ってみます!