カンヌで質素に暮らすコツ


9泊10日のカンヌ出張中は
無理せず楽しみながら質素に暮らしている。
二年連続自費でやってきている後輩Tさんとは
スーパーマーケットMonoprix食品売り場で出会った。
ホテルで常備する水を買いに来ていた。



  (南仏は野菜、果物が豊富で新鮮。でも安いとは言い難い)


以前知人にいただいたSANYO Tabigarasu(旅ガラス)を
初めて旅に持参してきた。
インスタントラーメン一人前が作れるサイズの電気鍋だ。
湯を沸かして行きのANAラウンジでもらってきた
緑茶・ほうじ茶のティーバッグでお茶を入れる。
チビの新じゃがを八百屋で仕入れ、茹でて粗塩を振り、
会場に持っていっておやつにする。
マルちゃん正麺(醤油味)にMonoprixで買ってきた
一人前レタス(70g/1ユーロ)を一緒に煮込んでラーメンを作る。



   (カンヌの中華・ベトナム料理店はべらぼうに高い。
    汁物が恋しくなったら、マルちゃんです!)


物価が高いカンヌ、しかも円安で、
財布の紐をゆるめて暮らしていると
一日7,000円の日当はあっという間にどこぞへ消えてしまう。



  (飲み物はタップウォーター=水道水=無料で済ませた。
   経営者のお嬢さんらしき女性のサービスが気に入って
   2ユーロのチップを置いてきた)


10ユーロ(約1,200円)のパスタ、
3.5ユーロ(約420円)の紅茶が
僕の通う旨くて安い店のメニューの値段だ。
一方0.9ユーロ(約100円)でバゲットが一本買えるし、
1.5リットルのミネラルウォーターは0.2ユーロ(約25円)だ。
生活必需品は安く、贅沢品は高いのが当たり前になっている。



  (自由に使える電子レンジが置いてあるのも
   日本のコンビニを思わせる。隣りはパン屋でピザも売っている)


Monoprix二階角にコーヒー販売機、
そこで飲めるカウンター・椅子が備えてあって
小さめカップ一杯のカプチーノが0.8ユーロ(約100円)。
日本のコンビニ100円コーヒーに相当する感覚だ。
近所の女性店員、工事で働く人たちはここで一服したり、
仕事の合間にビニールカップでコーヒーを飲んでいる。
どこだって普通の人間の毎日の暮らしは質素なものだ。


   (市場が閉まると清掃員が床をモップで水洗いする。
    野菜、果物、魚貝、肉、チーズ、花。ここでなんでも買える)